2012年 09月 19日
今日一日は、思い残すことないように、何軒まわったか覚えてないほどバル巡り。 最も印象に残ったのはプエルタ・デル・ソルからほど近い小さなバル。地元の人相手にしている、観光客だらけのこの界隈ではきっと見つけるのが難しいその一軒。アジア系の(勝手な想像でラオス人)夫婦らしき二人とスペイン人の兄ちゃんの3人で切り盛り。馴染みじゃない限り愛想なしが基本のスペインだけど(ヨーロッパどこでもそう)このラオス人夫婦(?)はこっちに同調してニコッと笑顔。ニコッの応酬しながら先ずはビールで品定め。 注文したのは、ショウケースの中で一番目を惹く豚の血入りソーセージmorcilla(モルシージャ)。パリッと焼けた皮の、クミンやコリアンダーが効いた強烈な香り。固まる前のアスファルトに似てネットリとモサモサが同居したような形容し難い中身は、玉葱の甘さと豚脂の旨味が重なり合って実に濃厚。勿論リオハの赤を合わせてゆっくり堪能。こいつはパンチがあり過ぎて、とてもパクパクは食べられない。 食べ終わっても口中がモルシージャの後味で興奮収まらないので、サングリアでリフレッシュ。 最後の晩にフレンドリーな空気とスペインのバル、タパス文化の良いとこを味わえて幸せ。 余韻を楽しみながら,そして名残惜しく、喧騒極まるソルの広場をゆっくり散歩。 初めてここに来たのは1985年の夏。あの頃はまさか将来スペイン・バルやるなんて思いもしなかったろうけど,これも因縁。当時と比べてすっかり垢抜けてしまったスペインだけどやっぱり魅力は尽きない。 体と気持ちが馴染んだ頃にもう帰国。今度はもっと長く,じっくり楽しもう。Hasta luego Espana! 23:40記
by eurobar
| 2012-09-19 06:40
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