2012年 09月 17日
午前の列車でポルトを発ち、14時頃リスボン・サンタ・アポローニア駅に到着。明日のマドリッド迄の夜行列車をとろうしたけど、またもや個室は満席。仕方なく長距離バスで戻ることにし、バスターミナルのあるセッテ・リオスまでメトロで移動。地上に出たらすぐにあるはずがなかなか見つからず右往左往。汗だくで探し回ってやっと見つけ、明朝発の便を予約。夜行列車のコンパートメントが88ユーロでバスだと33ユーロ。余談だけど、隣接している動物園よりバスターミナルの方がオシッコ臭い、それも強烈に! 街の中心地、バイシャ地区までタクシーに乗り、日の丸掲げたホテル見つけ、55ユーロの部屋に決定。首都のど真ん中とは言え、これまで泊まったホテルと比べると55ユーロの割には結構ボロい。室内は安宿の趣きに溢れ床は波打ち廊下からの音は丸聞こえ。バスタブあるけど栓が無い。乗り心地悪いエレベーター、これじゃ荷物用リフトの方がマシ。外出から戻ると受付の兄ちゃん違う鍵渡しよるし。頼むでホンマに! 朝からろくに食べてなかったのでとにかく腹ごしらえ。 日曜開いてる店は少なく、午後もやっててシーフードが旨いとガイドブックにある店に直行。 パキスタン系(?)の家族経営らしく、なんか雰囲気ポルトガル料理屋じゃない感じ。パンはいいけど勝手にジャムとバターのセット持ってくるし(直ぐにこれいらんって断った)、頼んだ鰯は品切れ。 代わりに勧めてくるのが店頭のショウケースにあった鮮度の落ちた鯛とスズキ。 オーダーする前から気持ちが萎えてくるのは多分初めての体験。もうどうになれでオススメの(!)甲イカのグリエを注文。ぬるい白ワイン舐めながら待てば待つほど不安が募り、やっと出て来た楕円のカスエラ。見れば中に5,6匹の甲イカと焼き目の付いた皮付きジャガイモが数個。 手前の取り皿に盛り、恐る恐る口にしたそれは、ううっ,うまい。 軽く炒めた玉葱、にんにく,そしてオリーヴオイルにまみれた甲イカは、過不足ない火入れで絶妙な歯応え。肉厚の身に染み込んだ塩はオイリーな料理に丁度良く効いている。更に,網の上を転がした香ばしさもしっかり付いてるし,足をつけたまま胴体に切り込み入れて内臓抜いてる仕事は実に丁寧。そして、半割にされたジャガイモはその広い表面積でオイルを吸い込み名脇役。 これ以上褒められないほどちゃんとした一皿。最初は安物だなと見くびってた白ワインも料理と相性ピッタリ。一口飲むたびに線香花火のパチパチが口の中で弾けてるような刺激にちょっと感動。 書いてるうちにもう一回行きたくなってきた。 身繕いして行こ。21:12記
by eurobar
| 2012-09-17 05:12
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